Level 7 - 浦島太郎 The Turtle & Urashima-taro

昔むかし々　浦島うらしまは 助たすけた亀かめに　連つれられて 竜りゅう宮城みやぎへ　来きて見みれば 絵えにもかけない　美うつくしさ 乙姫おとひめ様さまの　ご馳走ちそうに 鯛たいやひらめの　舞まい踊おどり ただ珍めずらしく　おもしろく 月日つきひのたつも　夢ゆめのうち 遊あそびにあきて　気きがついて お暇乞いとまごいも　そこそこに 帰かえる途中とちゅうの　楽たのしみは 土産みやげにもらった　玉手箱たまてばこ 帰かえって見みれば　こは如何いかに 元もと居いた家いえも　村むらも無なく 道みちに行いきあう　人々ひとびとは 顔かおも知しらない　者しゃばかり 心細こころぼそさに　蓋ぶたとれば あけて悔くやしき　玉手箱たまてばこ 中なかからぱっと　白しろ煙けむり たちまち太郎たろうは　お爺じいさん

昔々　浦島は mukashimukashi urashima ha 助けた亀に　連れられて tasuke ta kame ni tsure rarete 竜宮城へ　来て見れば ryuuguu shiro he kite mire ba 絵にもかけない　美しさ e nimokakenai utsukushi sa 乙姫様の　ご馳走に otohimesama no go chisou ni 鯛やひらめの　舞い踊り tai yahirameno mai odori ただ珍しく　おもしろく tada mezurashi ku omoshiroku 月日のたつも　夢のうち gappi notatsumo yume nouchi 遊びにあきて　気がついて asobi niakite kiga tsuite お暇乞いも　そこそこに o hima koi mo sokosokoni 帰る途中の　楽しみは kaeru tochuu no tanoshimi ha 土産にもらった　玉手箱 miyage nimoratta tamatebako 帰って見れば　こは如何に kaette mire ba koha ikani 元居た家も　村も無く moto ita ie mo mura mo naku 道に行きあう　人々は michi ni iki au hitobito ha 顔も知らない　者ばかり kao mo shira nai mono bakari 心細さに　蓋とれば kokoro hososa ni futa toreba あけて悔しき　玉手箱 akete kuyashi ki tamatebako 中からぱっと　白煙 naka karapatto hakuen たちまち太郎は　お爺さん tachimachi tarou ha o jiisan